追加の裏ばなし(汗)

id:vec2ras氏より過分なお褒めの言葉をいただきました。
実際は,私がどうのというよりも,迅速測図という「素材」が優れているからこその成果だと思いますが,それでも自分がやったことを認めてもらえるのは素直に嬉しいです。ありがとうございます。


それはさておき,発表の当日にふれられなかった事とかについて,ちょっと追加。


まず,このシステムを作るときに他の方に比べて有利だったこととして,実は自分が今いる研究室で覆刻版を一式持っていたという事です。ということで,まずどこから迅速測図を手に入れようという事は考えずにすみました。逆に,900枚もあると,「この図とこの図はどーつながってんだよ,おい」的なことを考えることもしばしばでして。個別の図を見ているだけでは見えない,全体像を見てみたいというのが,動機の一つでもありました。
実際につなげてみると,房総丘陵の草地の多さと,利根川沿いの湿地の多さが目に付きました。一枚の図を見ているだけだと見えなかったものが,つなげることによって見えてきたのではと思ってます。


それから画像。自前のスキャンです。正確には,職場のアシスタントさん2人(パートさんと学生のバイト)に「ごめん,今日から別の仕事。地図スキャン,900枚」と笑顔で真剣な感じでお願いして,ちまちまとスキャンしてもらいました(汗 これまでやってきた研究でスキャンした画像とか,他の研究室でやってもらったのとか,色々ありますが,とにかく全て自前で画像を用意しました。
ただ,一時期に作業をしていないことの弊害というのでしょうか,スキャンの設定が違うので,画像の色調が結構異なります。元々の図で色合いが違うのに,さらに読み込み段階で色調が異なるのはかなり痛いところです。この辺はいつか修正したいところ。


ちなみに,この2人には画像についてローカル座標による幾何補正もやってもらってます。実際の功労者は,この2人だと思います。ここで何ですが,本当にありがとう。
なお,今になって聞いてみると,「やってみると,意外に出来るもんだ」とのことでした。
・・・またやってもらおうかと,不埒なことを考えておりますw
(そう聞いたら,絶対にいや!とかいわれましたが(汗)


それと,日曜日の駒場は確かに食糧難でした(汗
そういったいみでも,平日の方がいいのかもしれません。