人間ってすげーと思った。

で,お話はウズベキスタンに戻ります。
今回訪れた場所はひたすら乾燥地帯で,放っておけば草か灌木しか生えないような所でした。
人間はそんなところに灌漑して,畑や田んぼを作って,さらには町を作って暮らしてしまうわけですよ。しかも,日本でいえば関東平野とかそれぐらいのスケールで。
しかも,そうやって人間が造り替えた環境だからこそ,生存している生物も結構いるんじゃないかと思いました。例えば,砂漠では鳥のさえずりなんかは聞きませんでしたが,町には街路樹があって,鳥のさえずりが聞こえて,カラスなんかもいたりして。そういう,人間の営みの力ってものを感じました。

そういう点から見た「都市」っていう生態系をどう評価するかってのもおもしろいなーとか,都市に依存して生きる生物って食物連鎖的には人間より上位に当たるんじゃないかと,そんな事を思ったり。それから,貧しいはずの農村部で物乞いがいないのに,都市,といか観光地に行くと結構物乞いがいたり。

日本やドイツにいるだけでは分からないというか,考えないことを,色々感じた気がします。

とにかく,人間ってすごいなと。そう思いました。