たぶん、FOSS4Gだから

別に狙ったわけでもないし、狙ってもできるもんではないけど、このタイミングでこういうことを報告できるのは、なかなかあるもんじゃないと思う。
宇宙利用促進調整委託費〜衛星利用の裾野拡大プログラム〜に提案していた「FOSS4Gを活用した衛星データ利用のためのオープン・リソースの構築」が、おかげさまで採択されました!!
いやいや、7月末から8月末頃までこちらの記事が空いていた時期がありましたが、この提案書類を作ったいたからだったりします。たぶん、そうです。他にも色々あったりしたかもしれませんが(汗


さて、id:yoichi_46:20091027で嘉山さんがコメントされているように、

FOSS4Gの分野で国内で公的資金が投入された例は少ないのが現状です。

というのは確かだと思います。
でも、翻って今回の提案課題をFOSS4G無しで、例えば「あーくうにゃうにゃ」と「あーうにゃうにゃじん」のチュートリアルとe-Learningコンテンツ作りとして提案したところで、たぶん、採択されなかったと思います。
確かに今までは少なかったかもしれませんけど、でも今回は、たぶん、FOSS4Gだから採択されたのだと思います。

そう考えると、責任重大だなって思います。
いや、変に大きく構えて話を大きくするのは悪い癖なのですが、ただここで、「FOSS4G使えねーじゃん」じゃなくて、「お、結構使えるじゃん、FOSS4G」とできるだけ多くの人に思ってもらえるような成果を出すことは、やっぱり我々に課せられた責任じゃないのかなと思います。

それと、一つ残念なのが、もっと多くの人に参加してもらえればよかったなという点。
本当は、もっと参加してもらうべき人がいたんだろうけど、準備の時間と資金の制限で、やはり参画者が限られてしまいました。この課題に参画している人以外にも、FOSS4Gを使って研究や仕事をしている人は沢山います。そういう、色々な人たちと繋がっていける機会にする点を、もっと前面に押し出せば良かったなと思っています。
ただ、この課題自体にも「課題終了後を見据えて、コミュニティーの形成にも貢献する」という文言が入っています。だから、本当に社交辞令じゃなくて、色々な人に意見や指摘、要望をもらいながら、課題を進めていければと考えています。



で、まずは予算書類を作らなくちゃいけないんだけど、さすがにそれは明日の仕事ということでお願いします(汗