「o」はOverviewの「o」

つーことで、id:yellow_73:20090918#1に出てる gdaladdo の話。最後の「o」はOverviewの「o」だと思ってるんだけど、違うったらごめんなさい。
某所で云々いってきたのは、某O社さんでMapServerの講習を受けたときに、「MapServerだったら、ラスタデータを扱う場合、内部にピラミッドを構築されていればそれを読みに行くので、反応が早いですよ」、ということを聞いたということだったりします。

そんなことで某所の人が興味を持たれた用なのでサンプルデータを作ってみたのですが、いや、これが予想以上にすごい。MapServerだけじゃなくて、GeoServerもちゃんと対応しているらしく、なにこれってくらい表示が早いw

調子に乗ってHABSで公開している迅速測図の元データの全画面一括幾何補正済画像に gdaladdo で内部ピラミッドを構築してみたんだけどさ。

 鼻水が出るぐらい、早いw

だって、10Gだよ10G。ローカルファイルをQGISで開いているだけとはいえ、表示に5秒とかからんというのはありえんでしょw


ただし、どんな場合でもチョー速いというわけでもなかった。拡大縮小をしていると、時々、リサンプリングを行って、表示用の画像を生成していることがあった。gdaladdo の説明をちゃんと読んでみると、

レベル2のオーバービューを選んだ場合、元のレイヤの1/2の解像度で計算されます。

って書かれているので、表示する画面に適したオーバービューが無い場合は、改めて画像を計算し直していると考えられます。
その辺を考えて、レベルを設定すれば結構いけるのかもです。

それから、さすがにGeoServerには登録できませんでした。やっぱりJavaベースのアプリには10Gは無茶だったか?
あとは、MapServerが10GのGeoTiffに対応できるかどうか、って話だ。
その辺は、まぁ色々、ってやつだ。