地理空間情報フォーラム2008に行ってきました

地理空間情報フォーラム2008に行ってきた。

リンク先のサイトを見てもらえばわかるように、旧名称が「全国測量技術大会」だけに基本的には測量関係者の集まり。
私自身は測量分野の人間ではないし、GISの中でも公開とか利用とかに興味を持っているので、今ひとつ場違い感がありましたが、BigMap野崎さんのお話を聞けたのが収穫だった。

今回の発表では「安全・安心マップ」と言うことだったが、目的を問わず、どれだけユーザーを集められるかというのがこの手の物のキーポイントだろう。
そのためには、「ユーザー登録」とか「情報の質」ってのは、正直邪魔だと思うんだな。

不正確、不適切な情報を流して良いというわけではないが、情報の取捨選択を行おうとすれば、どうしてもユーザーの利便性を下げることになる。それではだめじゃないだろうか。
参加型の場合、最も重要なのはユーザー数である。
分野は違う物の、ニコ動やYoutube、ついでに言うならソフトバンク・モバイルの例を見ていると、とにかくユーザー数を増やすフェイズで何をすべきか、という点では行動原理がはっきりしている。
危険性もある物の、CGM的なアプローチを取る場合、そのリスクを考慮した上で、可能な手を打つべきだと思われる。

もっとも、一気に拡大しなくても良いわけでね。
その辺の手順や、戦略というのも、考える必要があるのだろう。