ぶっちゃけ,むかつく

先日書いたOSGeo.JP大阪ミニイベントの資料が公開された。

改めて見返してみても,OSGeo.JP森さんの発表(pdfへのリンク)の中にある,Microsoftのスライドにかなりやられた気分(45枚目)(つか,この俺がマイクロソフトを褒める日が来ようとは)。

引用すると,

like keyword, location is basically an index to information and data organization
form organizing spatial information to organiziong information spatially

となる。敢えて自分的に意訳するのならば,「位置情報は本質的に,キーワードと同様に,情報やデータを整理し,理解し,活用するための指標である。我々は,『空間的情報を』整理,理解,活用するのではなく,『情報を空間的に』整理,理解,活用しなければならない」とでもなるのかね。

一部地理屋からは,「そんなの当たり前だ」とかいう意見が聞こえてくるかもしれないが,ならば地理学はこんなに凋落しているのだ?
見落としていたものが何なのか,これからやるべき事が何なのか,もう一度ちゃんと考えるべきだと思う。

ちなみに酔っぱらった頭でざくっと私見を述べると,古典的に「spatially information」を生成することに注力するのか,ちょいとひねって「spatially index」に注力するのか,それとも「organizing spatially」に注力するのか。
まぁ,ぱっと思い付くのはこんなもんだ。今の仕事は「spatially index」なわけだが,必要とされる技術は「organizing spatially」ではないかと思っている。



ちなみに,こういう資料を公開しようとすると,「未発表の資料だから」とかぐだぐだ言う人間が多いが,そんなに見られて困るものを公式の場で発表するなっつーんだ。

パクられるのが怖いのか?
それとも,真似されるのが怖いのか?

パクったら,パクった奴が終わりだ。勝手にやらせればいい。
真似されるなら結構。というか,そんな資料を見ただけで真似されるようなもんなんて,大したもんじゃない。
ちょいと毒舌モードだが,そう思うっす。