これはないわー。

某所で知ったのだが、日本学術会議こちらの議事録にあるように、「日本学術会議提言:地理教育におけるオープン
データの利活用と地図力/GIS技能の育成」なんつーものが、出るらしい。
ググった限り出てないので、まだ公開されていないように思う。また、知っている方も含めて、色々な方がご尽力なさっているとは思う。

でも正直、これはないわと思う。

まず、なんで「オープンデータの利活用と地図力/GIS技能の育成」なのか理解できない。「オープンデータ」というのはあくまでライセンスなのだから、「地図力/GIS技能の育成」を目的にするなら、オープンデータに限る必要はない。流行言葉を使っているだけにしか見えない。

それから、学術会議は「オープンデータの利活用」なんていう前に、「おまえのデータを、オープンデータにしろ!」というべきである。利活用なんて、そのデータに意味があれば、勝手に出てくる。重要なのは、データが公開されているか、否か。公開されているとして、オープンデータであるか、否か、ではないのか?

提言本文を見ていないけど、タイトルを見る限り、上記の疑問に答えてくれているとは思えないのですよね、残念ながら。
もし答えてくれているならば、もう少し提言の表題を考えていただきたいものである。