「オープンソース」から「オープン・リソース」へ。

今回の自由集会を始め、QGISの日本語化、GRASSのチュートリアルの作成と、一連の活動を進めてこられたのは、「FOSS4G を活用した衛星データ利用のためのオープン・リソースの構築」というプロジェクトが動いていたからです。このプロジェクトは、今年度で終わります。

確かにプロジェクトが動いていたからこそ、人的にも、資金的にも色々とカバーすることができました。それが無くなるのはちょっとつらいけど、でも、そうじゃ無くて、と思います。

このプロジェクトの目標は、「オープン・リソース」の構築です。FOSS4Gを使って、衛星画像やGISデータを使うための技能を習得するのに必要な資産を、作り上げることでした。
そのための、基礎を作ることはできたかも知れませんが、その上の建屋を作るまでは至ってないなーというのが、正直な感想です。

でも一方で、建屋まで一つのプロジェクトで作り上げるのは無理だし、間違えだとも思ってます。
今回作ったものが、本当に建屋になるのか、オープン・リソースとして活用されるようになるのか。それはこれから先、どれだけの人が関わってくれるのかによると思います。

今年度の成果は、もうちょっとしたら公開できると思います。みんな、結構頑張りました。でも、プロジェクトのメンバーだけのものじゃありません。
できれば、みなさんに使ってもらって、本当にみんなのものになればいいなと、思っています。