震災関係の地図の“整理”について

今回の震災に際しては、色々なところから地図が公表されているし、これからも公表されると思われる。発表された地図については、OSGeo.JPのWikiALL311:東日本大震災協働情報プラットフォームなどにまとまっている。

たぶん、そういった地図が本当に役に立ったのかどうか、どうすれば役に立つのか、そういうことを検証していく必要があると思う。
ただし、地図といっても種類は様々なである。なので、評価する前に、まずはどういう地図があるのかを整理する必要があると思う。
ということで、整理するための指針となるであろうものを、適当に列挙してみる。

  • 昔ながらのラスタか、ベクタか。
  • POIなのか、それとも主題図なのか。
  • 情報発信型なのか、ユーザー参加型なのか。
  • 公開されているのか、限定的なのか
  • 汎用的なのか、目的限定型なのか。
  • ネットワークが必要なのか、紙出力でも大丈夫なのか
  • データの精度検証がされているのか、いないのか。

などがあるかと思われる。もっとも、他にもいろいろあるとは思うけど。
ただ、何らかの基準で分類する必要があるだろうなーと思う。

ちなみに、本当に役に立ったかどうかの評価は、地図屋の仕事じゃなくて、基本的には社会学とかそういう方向の人の仕事じゃないかとも思う。